りんごさんドレスデザイナーへの道 (9)
ユキンコのプリマライフ りんごさんドレスデザイナーへの道 (9)授乳しやすいワンピース
昨年、友人から赤紫色の上質なウールの布をいただきました。「いつか服を作ろうと思って買ってたんだけど、最近全く作らなくなったからユキンコさんに差し上げます。」と言われてもらったのですが、鏡に当ててみるとユキンコには似合わない色柄でした。でも、とても高価ないい布だったし、幅広の布で2mもあったので、誰かほかに使ってくれそうな人はいないかなと考えている時にふとひらめいたのが、最近洋裁の腕がメキメキとあがっているりんごさんにプレゼントすることでした。
ユキンコ :「りんごさん。この布、もし気に入ったらプレゼントするけど何か作らない?」
りんごさん:「そうねえ。今まで子どもの服ばかり作ってきたから、たまには自分のワンピースでも縫ってみようかな。授乳しやすい形のワンピースがあるといいなあ。」
ユキンコ :「じゃあ、またデザイン画を描いてみて!」
りんごさん:「わかった~。」
そうしてりんごさんから届いたのが、カシュクールタイプのワンピースのデザイン画でした。
今回のワンピースの型紙にはこの洋服を使います。りんごさんが出産前に結婚式など、晴れの日に着ていたオシャレなワンピースです。
デザイン画とは少し違うけれど、胸のあきがカシュクール風でしかもウエストにベルト状の切り替えがあります。今日作りたいワンピースに一番似ているので、今回のワンピースの型紙にぴったり
それでは布の上に洋服を置いてカット。お隣りではコノちゃんが眠っています。今日のご機嫌はいかがかな…?
まずはウエスト部分で布をカット。次にスカート部分をカットします。産後に胸まわりが大きくなっているということで、スカートの幅をかなり広くとりながらカットしました。
次に上半身の布のカット。ワンピースの背中に大きなファスナーをつける予定なので、あらかじめ布の中央を3cm余分にとってカットします。
後ろ身ごろがカットできました。ファスナーが中央にくることを見越して、両端にそれぞれ3cmずつ余裕をとっています。
前身ごろを左右対称に2枚カットしました。布の角度は…これまた適当!
布をカットしたところで、お昼休憩。今日はりんごさんがとってもおいしいりんごづくしのランチを用意してくれました。アップルチップが入った自家製パン、りんご入りレタスとじゃこのサラダ、スペアリブとりんごの赤ワイン煮。ご飯の後にはカットりんごまで出てきました。さすがりんごさん!!
ピンポーンと呼び鈴がなり、ユキンコとりんごさんの共通の友人であり、ユキンコの手づくりの大先輩、いずみさんがやってきました。ユキンコのブログを見て「私も制作現場を見てみたい!」と言ってくれたので、今日の一日洋裁教室にお招きしたのです。
ランチの後はいよいよ縫製スタートです。まず、肩と脇を縫います。
この段階で試着。袖まわりが少しきつかったので、脱いでから適当にカット。前身ごろを重ね合わせるバランスを決めて縫い合わせます。
スカート部分を縫い合わせると、あっという間にワンピースの形になりました。最後に長いファスナーを縫いつけます。
今日のレッスンでも特に重要なのが、コンシールファスナーの縫いつけ方を学ぶということです。洋服などに使われているコンシールファスナーを家庭用ミシンで縫いつけるためには、コンシールファスナー専用の押さえ金をミシンに取り付けなければ縫えません。ミシンに合う金具を選んで取り付けます。
ファスナーを広げて押さえながら縫い進めることができます。りんごさん、コンシールファスナーをマスターすれば、これからどんな洋服でも簡単に作れるようになるよ!!
ファスナーが付きました!最後は袖です。デザイン画では長めの袖を考えていたのですが、布の色柄が濃いので長い袖だと全体的に重たい印象になりました。「短くする?」「そのほうがいいかもね!」ということで、こんな小さな袖をつけることに決まりました。作りながらデザインを考えるなんて、本当に世界で1つのオーダーメイド、オートクチュールの世界みたいですね。
適当な長さに袖用の布をカット。肩まわりのラインに合わせて袖の肩まわりを適当にカット。
袖用の布を2枚、左右対称にカットしました。最後にこれを肩まわりに縫いつければ完成です。
授乳しやすいワンピースの完成です。ウエストの切り替えを少し下げ、胸の開きが広くなるように作りました。スカートの前身ごろには少しだけタックをとっています。
袖をつけた後で袖口が広くなりすぎて不自然だったので、袖口にゴムを入れることにしました。適当にカットした袖用の布がこんなところでも功を奏しました。
ウール布で袖にゴムが入っているので、ふんわりしてとってもかわいらしく見えますね!
背中もとってもきれいです。
一日洋裁教室。この日はお昼前の11時半からスタートして、終わったのが5時半でした。一日というか…半日洋裁教室!?しかも、たった半日でワンピースは完成。それもこれも、今日はコノちゃんがとってもご機嫌がよかったこと、そしてユキンコの手づくりの大先輩でもあるいずみさんがいてくれたこともポイントだったかもしれません。お茶やお菓子をいただきながらの一日洋裁教室は、いつも以上にとっても楽しいひとときとなりました。
それでは今回もりんごさんからメッセージをいただきます!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ユキンコ先生。いつも楽しい洋裁教室をありがとう。今回はなんだかとってもスムーズに進行しましたね。
いつもは裁断したあとで、「足りない…う~ん、どうしよう。とりあえずお茶でも飲もっか」みたいな時間があるのですが、今回はそれがなかった!いずみさんがコノちゃんをあやしてくれたり、失敗した時の立ち直り方(技術的にも精神的にも)を伝授してくれたりしたことも大きかったよね。何と言っても、素材がよかった!柄も、格子が入っているから、裁断や縫うときにガイドになってくれて、私のような初心者さんは、こんな柄を選ぶのもひとつポイントかもしれないと思いました。素材の質が良いからか、縫いあがったときのシルエットもきれいで我ながらびっくり。素敵で上質な布をありがとう!布をプレゼントしてくれたお友達にもよろしくお伝えください。
今回のデザインのポイントは授乳のしやすさ。授乳期間はこれがネックになって、ワンピースってなかなか着ることのできないアイテムなのですが、深めのカシュクールタイプにすることで解決です。最近はハイウエスト気味のワンピースも人気だけれど、授乳のしやすさと、胸を強調しすぎないよう、切り替えをローウエストにしたのもポイントなんですよ。
授乳期間は母子にとってとても大切な時間。できるだけ不便を感じることなく、おしゃれも楽しみたい!ユキンコマジックのゴムギャザーの袖も可愛らしく、おしゃれゴコロを取り戻せた気分です!うれしい!
そしてコンシールファスナー初挑戦。これでまた一歩成長できた気がしました。
洋服を作っているそのすぐそばにいるコノちゃんの写真。なんだかとても好きな写真です。赤ちゃんの近くでハサミを使うなんて!と、びっくりされる方も多そうですが、針とハサミには細心の注意を払っています。それに、子どもが手作りのお洋服や布や裁縫道具に囲まれて育つのは、子ども自身にとっても、きっといいことだと思うんです。
追伸 ; お裁縫道具ではなく、りんごに囲まれて育った私。りんご料理には自信があるんです。お肉を玉ねぎとりんごと一緒に、赤ワインとお醤油を入れて煮込むと美味しいですよ。
お肉も柔らかくなり、りんごも玉ねぎ同様お野菜感覚でいただけます。お試しあれ。 りんご
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りんごさんのブログ
2月 26, 2007 | りんごさんのプリマライフ | 固定リンク|















すごいです。うらやましい。
わたしは、水泳を長いことやっていたせいか胸板が厚く、腕が長く、普通に服を選べません。だから、いつも自分に合った服を選ぶのが大変で、なんとかつくれないものかと思ってます。
今も、子供の入園式に着ていく服をどうしようか考え中です。大学時代着ていたワンピースをリメイクできたらなあ・・・一歳と二歳の子供を抱えて、なかなか時間がとれないので、手早くセンスよくできたらなあ・・・
このブログでちょっと勇気もらいました。
ゆきんこ先生、近くにいたらなー・・・
投稿: yukky | 2007/02/26 14:34:27
お見事!
私が型紙無しで服を作り始めたのもユキンコさんの影響です。そしてコンシールファスナー!!また一つ勉強になりました。
りんごさん、私もこの前妊婦の友達に前部分をギャザーで寄せてあるチュニックをプレゼントしたばかりなんですよ。
赤ちゃんが生まれたらりんごさんに負けないデザインの春のワンピースを作ろうかと思います^^
がんばるぞおおぉぉ~~~!
投稿: 北の香り | 2007/02/26 16:27:40
yukkyさん、
私も今回作ってみて思ったんですが、カシュクールタイプだと、胸まわりのボリュームがわりとごまかせるような気がしました。その場合はややしっかりめの伸びにくい生地がいいかもです。
それと腕の長さですが、(腕の短い私にはうらやましい限りですが)ワンピースの袖口に、幅広のレースを縫いつけて、重ね着風にリメイクしてみたらどうでしょうか?長さも出せて、華やかになって入学式にもいいかも、とちょっと思いました。
北の香りさん、
マタニティチュニック素敵ですね。
出産時に、赤ちゃんへのプレゼントはたくさん頂きますが、母(自分)へのプレゼントはあまり頂かないので、お友達、きっとものすごく喜んでくれると思います!!!!
投稿: りんご | 2007/02/27 1:13:17